2025.07.13
ブログ
~熱中症対策~ できてますか? その対応や整体ができること。
最近、よく耳にする熱中症。
重症者となれば、後遺症や死亡のリスクが高まります。
そんな熱中症と向き合うには、蒸し暑い日本の夏と正しく向き合う必要がありそうですね。
目次
・熱中症とは
・熱中症対策は主に2つ
・普段から気を付けること
・熱中症対策としての整体ができること
・意識が怪しければ、7119番、病院へ
・熱中症とは?
昔は熱中症という言葉は聞きませんでした。
「熱中症」という言葉は、2000年ごろから広く使われるようになりました。
それ以前は、おおまかに屋外は「日射病」や、屋内は「熱射病」といった言葉で呼ばれていましたが
これらをまとめて「熱中症」と呼ぶように統一されました。
症状の軽い方からⅠ度、Ⅱ度、Ⅲ度と3段階に分けて判断します。
・熱中症対策は主に2つ!!
症状が出る前にも後にも、主に2つの対応が効果的です。
深部体温を下げる
脇や股下を冷やすこと、そして、頭、手足を冷やすこと!
身体の中枢の温度が許容範囲を超えだすと体調に変化が起こり始め、熱中症へ進んでいってしまいます。
中枢の温度を下げるには脇や股下(股間や内もも)を冷やすのが効果的で
手足は熱を逃がさないようにしている手袋や靴下で分かるように、冷やすもしくは靴下を脱ぐなどして体の熱を放出できます。
また、おでこも血流が豊富なため冷やすのに効果的で、首も頸動脈が通るため有効ですが締めてしまわないように注意が必要です。
冷たいものがなかった場合でも、風を当てて気化熱で冷ますこともできるので、取り合えず濡らして日陰であおぐとかなり効果的です。
水分補給
汗もかき切って体の水分が足りてないということが多いです。
ただし、水のみでは身体に保水しにくく、飲み方が悪いとかえって脱水状態へ進んでしまいます。
対策として、0.1~0.2%の塩を入れた水を飲むことをお勧めします。
コップ1杯に塩少々(親指と人差し指でつまんだ程度)を
朝、もしくは長時間の屋外外出や運動の前に飲んでおく!
塩分が気になる方もいらっしゃると思いますが
天日干しの塩であればナトリウム以外のその他のミネラルも豊富でバランスをとってくれるので多すぎれば尿として排出を促してくれます。
水のみを大量に飲んでも脱水症状を防げない可能性があるので気を付けてください。
・普段から気を付けること
やっぱり、食事・運動・睡眠です。
食事
炭水化物・タンパク質・脂質、バランスよくどれが欠けていてもよくないです。
極端な内容の健康法やダイエットなど、よく話題になりますが、話題性を追求しているという時点で持続性や健康面では悪いものが多いです。
炭水化物は基本的なエネルギーに
タンパク質は体のほとんどの物に
脂質は細胞やホルモンの材料、ビタミン吸収に
全部ちゃんと必要なものなので、極端な思考や過剰にはならないようにしっかり味わいながら食事を楽しみましょう。
運動
筋肉量は、血液量や体の保水量にも大きく影響してきます。
筋肉が多い、運動量が多いという事は
脳への刺激にも、血流も、老後の健康にも、もちろんスタイルの良さにも良いことばかりなんです。
単純に日差しに当たり慣れていることも影響するので、朝に少し散歩する習慣だけでも熱中症になりにくくなります。
睡眠
睡眠は、ただ寝たらいいというわけではなく、睡眠の質やその人に合った睡眠時間を見つけることも大切です。
ベッドや布団などがある部屋はリラックスできる場所という認識があると良いので
その部屋では寝ること以外は極力避けて、普段いる部屋と寝に行く部屋という認識ができると眠りにつきやすく質も上がりやすいです。
睡眠時間は、1日の中で眠たいと感じる時が夜以外にこないかというのが一つの目安になるので参考にしてみてください。
・熱中症対策として整体ができること
カウンセリング
聴和燈では、最初のカウンセリングの時点で
痛みや悩み・睡眠時間・食事量や内容・運動量などを確認しながら、施術以外で改善できることを模索していきます。
この時点で普段から気を付けることで確認しているようなことは改善案を提示し、無理のない続けられる範囲の変化をお話ししながら提案いたします。
施術
筋肉量や運動量が大事だとも説明してありますが、もちろんその質にも気を配る必要があります。
筋肉が固まっていないか、運動の動作は間違っていないか
もし痛みや悩みがあれば施術を通して改善していくことができます。
凝り固まった体は水分量が低く、血流も悪いです。
そういった面でも、整体を通して健康な体作りを一緒に目指して行けるとうれしいです。
トレーニング
聴和燈では、施術のみではなく自重トレーニングのメニューも用意してあります。
実際に頭痛・肩こり・腰痛などの慢性痛で来店される方にも、痛みや悩みの個所は改善を
体の支えの弱さが慢性痛を作っていそうな場合はトレーニングによる強化もおこなっています。
痛くない、悩みのないだけではなく、心も体も健康になってほしいので総合的にみさせて戴きます。
・意識が怪しければ、7119番、病院へ
症状の軽い方からⅠ度、Ⅱ度、Ⅲ度と3段階に分けて判断・・・。
とは言ったものの、何が判断材料になるのか難しいと思います。
これって大丈夫かな?という時は7119に電話をかけて相談してみましょう。
本当に軽いものであれば本人の受け答えははっきりできる状態です。
しかし、受け答えが怪しかったり、そもそも意識がない場合はすぐに119、病院へ連絡してください。
その間に、体を冷やすことをやってあげれば重症化のリスクがかなり下がります。
重症度なんてわからないし、不安であれば、いったん連絡し、症状を説明すれば対処法などと救急か応急措置か判断もしてもらえると思います。
・まとめ
熱中症は、屋外でも室内でもなることで、深部体温の上昇や水分不足による脱水症状も併発しやすいです。
なってしまったら、なるべく日陰に入り冷やしてあげること、そして風を当ててあげること。
事前の対策としては、0.1~0.2%の塩水を事前に取っておくこと(もちろん熱中症になってからでも)
日差しに当たり慣れておくように朝の散歩を習慣づけること
食事・睡眠・運動を適度に、健康的な生活を送ること。
自分で判断せずに専門家に相談すること。
以外と事前にできることは多いですし、熱中症に強い人や弱い人がいる理由も見えてくると思います。
毎年の日本の夏を乗り越えるために毎日の積み重ねで健康に楽しい夏を満喫しましょう。
暑さ指数(WBGT)なども含めた熱中症のことをもっと詳しく知りたい方は
↓のバナーから、環境省の熱中症予防情報サイトにリンクしてありますのでご覧ください↓
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